秋~冬にかけて、全国にあるスキー場がどんどんオープンします。
滑り慣れたゲレンデへ行く方も多いかと思いますが、逆にこれからスキー・スノボに挑戦する方や、まだ慣れていない方は、スキー場選びで迷ってしまうのではないでしょうか。
ネットの口コミを参考に選ぶのも良いですが、必ずしも自分向きとは限りませんし、当たり外れも大きいのが実情です。

一方、スキー場のオープンに合わせて、旅行会社や鉄道・バス会社はスキーのツアーの提供を始めます。
日帰りから宿泊を要するものまで、その種類は様々ありますが、ほぼ全国のスキー場へ行けるのが特徴です。

その性質上、ツアーは十数名以上で参加するパターンが多く、団体行動が苦手な方には辛い側面があるかと思います。
そのため、旅行会社のプランを利用する場合も珍しくありませんが、スキー・スノボ初心者の方こそツアーを利用するべきです。
自分でスキー場を選ぶよりも簡単なうえ、気軽に楽しめるのが何よりの魅力でしょう。
スキー場の違いが分からない場合でも、滑りやすいゲレンデを見つける時に役立ちます。

いまは旅行会社などのツアーも多様化しており、初心者を対象にしていることも珍しくありません。
少しだけ滑ってみたい、これから始めてみたいという方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

ツアーへ参加するメリットと注意点

スキーやスノボのツアーは様々な魅力があり、ご自身で出向くよりもメリットが大きくなっています。
特に大きな魅力とも言えるのが、ツアーの料金の安さでしょう。

自分でスキー場へ行く場合、現地までの交通費と板などのレンタル料金、ロッカー代や食事代などがかかります。
ゲレンデまで行くリフト料金も必要になるため、トータルで見るとかなり高額になってしまいがちです。
マイカーを利用した場合でも、最低1~2万円ほどの費用がかかるほか、宿泊を要するなら宿泊費も考慮しないといけません。

一方で旅行会社などのツアーを利用した場合、日帰りならば安ければ5千円台、高くとも1万円程度に収まります。
バスを利用した激安ツアーであれば、5千円を下回る料金で参加できることもあります。
これには交通費と往復のリフト券が含まれていますが、通常はリフト券だけでも数千円ほど必要で、そこに交通費が加算されます。
そのため、ご自身で行く場合に比べて費用を大幅に圧縮できるのです。

宿泊を伴った場合、ツアーを使わなければ3~4万円ほど必要ですが、ツアーであれば一泊二日で2~3万円にまで抑えられます。
費用面の節約効果は大きいため、初めてスキー・スノボへ挑戦するならば、ツアーに参加したほうがお得と言えるでしょう。

また、現地までの移動手段を確保せずに済むため、その点もメリットと言えます。
自分で行くと車や交通機関を確保しないといけませんが、ツアーならバスで直接スキー場まで行けます。

ただし、各社が提供しているツアーには落とし穴もあり、間違えるとスキーやスノボを楽しめない可能性があります。
特に気を付けておきたいのが各種レンタルで、スキー板やボードのレンタル料金が含まれる場合と、そうでない場合があるのです。

一般的な格安ツアーは、あくまで往復の交通費とリフト券代金のみとなっています。
宿泊プランであればホテル代も含まれていますが、スキー板などのレンタル料金は含まれていないのです。
別途レンタル料金が生じますので、参加する前にしっかり確認しておきましょう。

逆にレンタル料金込のツアーもありますが、ツアー料金が少し高めに設定されています。
しかし、トータルで見れば安く済みますので、手ぶらで行きたいなら検討してみましょう。

すでにスキー板やボードをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、ツアーへ参加する際は持ち込みに注意が必要です。
ボードであれば持参も難しくありませんが、スキー板はサイズが大きく、持ち込みを拒否される場合がほとんどです。
宿泊付きツアーであれば、参加前に宅急便で送付もできますが、日帰りツアーならツアー会社へ相談してみましょう。
いっそ持っていくのを止め、現地でレンタルするのもおすすめです。

なお、ツアーには飲食代金も含まれていません。
食事はもちろんのこと、ドリンクも別途ペットボトルを用意しておきましょう。
ただし、持ち込みを制限しているところは滅多にありませんので、おにぎりなどを持参して持っていくのもおすすめです。
飲食代金を抑えたい時は、全て持参していくと良いでしょう。

まとめ

スキーなどの各種ツアーは、日帰りで料金が5千円からと非常に安く、レンタル料金を含めても1万円少々の出費で済みます。
自分で全てやりくりすると、時間も手間も要することから、手軽にスキー・スノボを楽しみたい方に最適でしょう。

しかし、レンタル料金や飲食代が含まれていないため、必ず現金は用意しておきましょう。
その点を除けば、色んなスキー場を楽しめるツアーに参加するメリットは大きいと言えます。