スノボウェアとスキーウェアは何が違う?
スノーボードを楽しむなら必須アイテムとも言えるのがスノボウェアです。
様々なブランドがバラエティに富んだ製品を販売していますが、同じウィンタースポーツであるスキーのウェアとは何が違うのでしょうか?
そのような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、スノボを楽しむのであればスノボウェアを選ぶべきです。
特に大きな違いとも言えるのがウェアのデザインでしょう。
一般的なスキーウェアの場合、デザインは非常にシンプルで、エナメル素材の単色カラーウェアが多く見受けられます。
一方のスノボウェアはデザインバリエーションが豊富であり、カラーも様々なほか、チェック柄などの柄物も多数見られます。
スキーウェアは少し細身のシルエットのデザインが多いですが、スノボウェアはゆったりとしており、カジュアルな服装に近い仕上がりになっています。
これらの違いは、スノボウェアがファッション性を意識して作られていることが理由です。
スノボの年齢層は主に10代~30代ですが、この年代はファッション感度も高くなっています。
このため、街でも着用できるデザインのウェアが多く、スキーウェアとの差別化を図っているのです。
また、スノボウェアはやや薄手に作られています。
スノボウェアは中に服を着込むことが多く、ウェアにゆとりが取られているとともに布地の厚みがありません。
スキーウェアは体にフィットするタイプが大半で、布自体は薄くなっているものの、中に服を着込める余裕が無いのです。
これも大きな違いであり、スキーとスノボ各ウェアで適性が異なる理由となっています。
ただし、スキーウェアと兼用して使っている方も多く、安全を確保できるのであれば使い分ける必要もありません。
費用を節約したいのであれば、好みで選んでも問題はないでしょう。
スノボウェアを選ぶ時に見るべきポイント
もしスノボウェアを購入するのであれば、まず機能面をしっかり確認することが大切です。
特に気を付けて見ておきたいのが防水性能で、スノボウェアを買う時最も重視するべき点になっています。
スノボはゲレンデで楽しむスポーツであり、溶けた雪に触れる場面も多いことから防水性能が求められます。
各ウェアには耐水圧という名称で記載がありますが、1cmに換算した場合、どの程度まで水が浸透しないかを表したものです。
確固たる目安はありませんが、ボードでゲレンデを滑走することも考慮すると、最低1万mm以上の耐水圧は必要と言えるでしょう。
機能に優れたスノボウェアであれば、2万mm以上の製品もあります。
ただし、布地の耐水圧は摩擦や経年により劣化していくため、徐々に機能が低下する点に注意しましょう。
なお、製品によっては雪の侵入を防ぐためのパウダーガードが備え付けられています。
パウダーガードは袖口などが二重構造になった裏地のことで、転倒時などに雪が入らないようにできます。
特にスノボに慣れていない方は、転倒時に雪が侵入する可能性も高いです。
気になるウェアに備え付けられているか確認しておくと良いでしょう。
一方で見ておきたいのが通気性です。
スノボウェアの中に服を着込むと、雪や汗などで蒸れてしまい、不快感を覚える場合もあります。
特に気密性が高い製品ではよく起こりますが、快適さを考慮するなら通気性も確認しておくべきでしょう。
スノボウェアの通気性に大きく影響するのが、ウェアに使われている素材です。
現在は防水性・気密性に優れたゴアテックスという素材が多用されています。
両方を兼ね備えた素材は中々無いため、悩んだらゴアテックス素材のウェアを買うと良いでしょう。
ウェアの通気性に関しては、ベンチレーションが付いた製品を選ぶのもおすすめです。
ベンチレーションとは、ウェアに取り付けられた通気口のようなもので、通常はファスナーで開閉できるようになっています。
袖口付近や脇に備え付けられている場合が多く、開閉することで内部に溜まった熱をコントロールできます。
寒い時期は全て閉じたり、逆に春先などは全開にして走ったりできますので、ベンチレーション付きウェアがあれば購入を考えてみると良いでしょう。
最後に考慮しておきたいのが保温性です。
スノボはウィンタースポーツのため、周辺気温が低いことも珍しくありません。
スノボウェアの保温性が低いと、体温を奪われる危険がありますので、重要性は高いと言えるでしょう。
しかし、スノボウェアには保温性を示す表記や数値などがありません。
各メーカーがウリにしていることも珍しくないですが、実際の保温性は着てみないと判断が難しいでしょう。
もし保温性を第一に選ぶなら、お店で試着して買うことをおすすめします。
まとめ
スノボウェアは毎年様々な製品が売られています。
選ぶのに苦労するかと思いますが、デザインはもちろん、機能性もしっかり確認して選びましょう。
ただし、価格も千差万別ですので、予算を決めてから選ぶことも大切です。